昨日、住民からのクレームがあってセミナーの会場を変更したというお知らせをした。
それがどうも話がよく分からなくて納得がいかなかったので、あっちこっちに何度もたらいまわしのように確認を重ねるはめになった。
ここのところは今日の朝まで、くまっしぃはずっと体調が悪くて寝込んでいたから、娘たちに役場とのやり取りに行ってもらってたんだけど、それもあってどうも伝言ゲームみたいになってしまって、話が向こうもこっちも全然うまく伝わっていなかったみたいなんだよね。
で・・・今日は体調が良くなったから、くまっしぃお昼ごろから、 すぐ近所にある役場の出張所に行ったり、元町の役場本庁に行ったりして、いったいどういう話になっているのか、確認作業を進めていったんだ。
それでようやく、話の出所である、住民からのクレームを受け付けたという役場の職員の人を特定できたので、話を聞きに行ったんだけど・・・。
話をし始めたら、なんか、ものすごいぶわああああっと色々なこと言われちゃって・・・。
話をし始めたら、なんか、ものすごいぶわああああっと色々なこと言われちゃって・・・。
最終的にはなんとか、クレームを入れてきたというその仮設住宅の住人に、直接意見を聞きたいのでうちに連絡がほしい、ということは伝えてもらえることになったんだけど・・・。
相手の役場の職員の人っていうのが、また同じ被災者で仮設住宅の住民の人だったもんだったから、くまっしぃも気を使ってあんまり強く言い返せなくてねぇ・・・。
もしそうでなかったら、くまっしぃ間違いなくブチ切れちゃってたと思うんだけど・・・。
※あ・・・そういえば、あのぉーー、くまっしぃ、公の場だろうが周りに人がいっぱいいようが、平気で泣き出したりブチ切れたりしますからね〜〜。みなさん、お気をつけ下さいでしー。
まぁ、相手の言っていること自体はもっともな正論なので、別にそのことに文句があるとかではなくて・・・とにかくこちらの話はなかなか最後まで聞いてもらえず、すごい理攻めでたたみかけてこられる感じがあって、参っちゃったんだよね〜〜。
どうも理詰めで攻められて、ちょくちょく断定口調で言われてしまうと、何かまるでこちらが悪いことをして責められているような気になってしまうのだ。
どうも理詰めで攻められて、ちょくちょく断定口調で言われてしまうと、何かまるでこちらが悪いことをして責められているような気になってしまうのだ。
確か、心理学でも実際にそんな話があったよね。
もちろん相手の人は、悪気なんてなくて、ただ普通に説明をしただけのつもりなんだろうけど・・・。
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くまっしぃの愛車、ぷにぷに2号(電動) |
要は、その役場の人も、クレーム(意見?)を言いに来た仮設住宅の人も、「仮設住宅の集会室で、他の一般住民も来れるようなイベントをやるのはどうなのか?」ということを言っているんだよね。
でも、これはなんかお祭りとか寄り合いのイベントをやるっていうことじゃなくて、40人近い人の命が失われた大災害について・・・それがなぜ起こったのか??これからも起こる可能性があるのか??・・・それを考えるための特別な機会なんだよね。
そういうセミナーをやる時に、一番来てほしい人たち、聞いてほしい人たち、まっさきに呼びかけるべき人たちは、今回の災害で被害にあった人々だと思う。
もちろん、その被災者当人たちが興味を持ってくれるかどうかは、また別の話だけれども。
今までも、災害についてのこういうセミナーっていうのは、何回も開かれているけど、仮設住宅に住んでいるようなお年寄りは、足が悪い人が多いし、会場に行くだけでも大変なことなので、ほとんど参加する姿を見なかった。
いやそもそも、どのセミナーに出ても、くまっしぃ家以外の被災者をみかけることは、正直ほとんどなかったんだけどね・・・。
とにかく、そういうお年寄りが、興味を持って来てくれるかどうかは分からないんだけど、せめて同じ仮設住宅の敷地内で開催すれば、「行きたいと思ったら行くことができる」・・・というその環境だけは整えてあげられると思ったんだ。
仮設住宅の中で、一般人が来場するようなセミナーをやってはダメだというのならダメでも仕方ないけど、あくまで一番は被災者のために開催するものなので、その気持ちが伝わらなかったことが、とても残念だった。
それを、告知チラシに「被災者を主な対象にする」との一文が入っていないとか、仮設住宅で開催するのに「住民以外の誰でも参加できます」という表現はおかしいんじゃないのかとか、そんな原理原則論をずっと聞かされてしまって・・・。
くまっしぃは、自分が仮設住宅の開催を決めたその気持ちをうまく伝えられず、また同じ被災者なのに分かってもらえなかったことが、悔しくて悔しくて、悲しくてやり切れなくて、家に帰って1人でわんわん大声で泣いたんだ。
役場の職員の人も、まさか(見た目が)大人の男をこんな風に泣かせてしまっているとは思いもよらないだろうけど・・・まぁ、くまっしい、人前で泣くことなんて平気でまったく躊躇もないから、場合によっては役場の中でも平気で泣き出しただろうけど・・・。
今日は、後から、帰る途中で感情がこみ上げてきたから、どうしようもなかった。
でも、これはなんかお祭りとか寄り合いのイベントをやるっていうことじゃなくて、40人近い人の命が失われた大災害について・・・それがなぜ起こったのか??これからも起こる可能性があるのか??・・・それを考えるための特別な機会なんだよね。
そういうセミナーをやる時に、一番来てほしい人たち、聞いてほしい人たち、まっさきに呼びかけるべき人たちは、今回の災害で被害にあった人々だと思う。
もちろん、その被災者当人たちが興味を持ってくれるかどうかは、また別の話だけれども。
今までも、災害についてのこういうセミナーっていうのは、何回も開かれているけど、仮設住宅に住んでいるようなお年寄りは、足が悪い人が多いし、会場に行くだけでも大変なことなので、ほとんど参加する姿を見なかった。
いやそもそも、どのセミナーに出ても、くまっしぃ家以外の被災者をみかけることは、正直ほとんどなかったんだけどね・・・。
とにかく、そういうお年寄りが、興味を持って来てくれるかどうかは分からないんだけど、せめて同じ仮設住宅の敷地内で開催すれば、「行きたいと思ったら行くことができる」・・・というその環境だけは整えてあげられると思ったんだ。
仮設住宅の中で、一般人が来場するようなセミナーをやってはダメだというのならダメでも仕方ないけど、あくまで一番は被災者のために開催するものなので、その気持ちが伝わらなかったことが、とても残念だった。
それを、告知チラシに「被災者を主な対象にする」との一文が入っていないとか、仮設住宅で開催するのに「住民以外の誰でも参加できます」という表現はおかしいんじゃないのかとか、そんな原理原則論をずっと聞かされてしまって・・・。
くまっしぃは、自分が仮設住宅の開催を決めたその気持ちをうまく伝えられず、また同じ被災者なのに分かってもらえなかったことが、悔しくて悔しくて、悲しくてやり切れなくて、家に帰って1人でわんわん大声で泣いたんだ。
役場の職員の人も、まさか(見た目が)大人の男をこんな風に泣かせてしまっているとは思いもよらないだろうけど・・・まぁ、くまっしい、人前で泣くことなんて平気でまったく躊躇もないから、場合によっては役場の中でも平気で泣き出しただろうけど・・・。
今日は、後から、帰る途中で感情がこみ上げてきたから、どうしようもなかった。
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カバーをかけると、黒うさぎみたいでしー |
くまっしぃ、非常識になっちゃうからやらなかったけど、できればもう1度役場に戻って、その職員の人に聞いてみたかったんだ。
「あなたは、あのすさまじい災害に巻き込まれて、住む家も失って、多くの近所の人を亡くして、今、この災害のことをどう思っていますか?こういう災害のことを考えるセミナーには興味がありませんか?」
そもそも、そういう体験をしてきた被災者自身に、この災害について考えることの興味がないのなら、仮設住宅で開催したりすることなんて意味がないので、 何よりそのことをちゃんと聞いてみたかった。
今までの実感では、ほとんどの被災者は、目の前の生活のことにはとにかく関心があるけど、災害がどうして起こったのかということを考えたりするのは、どうも関心が薄いように思える。
でも、それは本当にそうなのだろうか?
今回のことではどうも、「このセミナーは仮設住民にとって他人事だ」と言われているような気がしてならない。
これはただ一部の被災者の関心がないだけなのか、それとも被災者全般がそうなのだろうか??
私が思うに、災害について考えるこの機会は、決して被災者・仮設住民にとって他人事ではないはずである。
だが、現実に皆がそのことに関心が薄いのであれば、それはもちろん仕方がないことではあるのだが・・・。
実際どうなのだろう??ぼちぼち周りの人に聞いていってはみるが・・・。
後から思えば、このこともちゃんと言っておきたかった。
「なぜあの災害は起こったのか・・・これから私たちはこの島でどのように災害に備えて暮らしていったら良いのか・・・それを考えるために開催するこの機会は、何より被災者のための特別のものであって、他のイベントとは全然意味が違うんです。
もしかしたら、行きたいけど足が悪くて公民館までは行けない・・そういうお年寄りが仮設住宅に1人でも居たならば、仮設住宅内で開催すれば、もしかしたら来てくれるかも知れない。
私はただそのことを大切にしたかったのです。
その上で、参加を希望する一般住民があるならば、同じ災害の島に暮らす島民なのだから、それを拒むべきではないとも思うのです。」
原理原則でダメなものはダメ・・・と却下するのはもちろん分かるが、それとは別に、同じ被災者としては一体どんな気持ちでこの問題を考えているのか、残念ながらそれが何も感じ取れなかった・・・。
私としては、そのことがとてもショックだった。
私に言わせれば、これは原理原則論ではなく、気持ちの問題なのである。
気持ちがあれば分かり合えるし、仮に迷惑をかけることが分かったなら、こちらだって素直に引いて会場の変更作業にいそしむだろう。
私としては、先に述べたような気持ちで、解説セミナーの準備を進めてきた。
それなのに、同じ災害を体験して生き延びてきた人々の間から、気持ちではなく原理原則論で話が来たというのは、とても悲しいことだった。
そもそも、災害っていうものは決して原理原則論じゃないのである。
皆さん、そのことは身に染みて知ったでしょうが・・・。
くまっしぃからすると、役人も被災者も一般住人もみんな、何かというと原理原則ばかりを主張して、本当に了見が狭いのである。
この社会主義国家日本では、役人でなくとも誰も彼もが「原理原則論」なので、災害にあって泥に呑まれ、死にかけても、それはまったく変わらないのかも知れない。
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・・・あ、それと、この記事に掲載した写真の「ぷにぷに2号」は、悲しくも土石流に呑まれて流されてしまったくまっしぃ愛用の原付「ぷにぷに号」の替りに、ライオンズクラブ様からの義援金で購入させて頂いた電動スクーターでございます。
思えば、この子を購入する時にも、様々な悶着がございました・・・。
ライオンズクラブ様、ありがとうございます!!!!
>告知チラシに「被災者を主な対象にする」との一文が入っていないとか
返信削除これって完全に、揚げ足取り以外の何者でもないのでは?
別に、その一文が無くとも 被災者に告知チラシを配った時点で
被災者が対象になってると言ってるのと同じじゃなかろうか?
>仮設住宅で開催するのに「住民以外の誰でも参加できます」
という表現はおかしいんじゃないのかとか
これは、どう考えても 「住民以外の誰でも参加できます」
というのは、正論では? そもそも 仮設住宅の立ってる土地は
個人所有の土地ではなく 町の管轄にある立派ないわゆる
パブリックスペースだと想定できます。
だとすると、大島町民であれば 誰が見ても常識的範囲内であれば
誰でも出入りは自由なはず そうでなければ 出入りが出来ない町民は
差別されたという事になってしまいますなあ
そして結果的には、「住民以外の誰でも参加できます」という表現はおかしい
という発言は、差別助長ということになりますなあ
まあ、この役人の言ったことなんぞ 原理原則なんてもんじゃ少なくとも無いといえるだろう
いつもありがとうございます!!!
削除えーと、告知チラシは、後から仮設住宅にも配りましたけど、先にスーパーとかにも貼ってまわっていて、役場に意見を言いに来た人もスーパーかなんかの貼り紙を見たそうです。
ですので、その時点では一般住民向けに広報していると受け取られたのは、ある意味では仕方ないかも知れません。
ただ、仮設住宅に住んでいる被災者自身(私)が、この災害のことに関するセミナーを開催する・・・というのだから、被災者が第一の対象だというのは当然の前提だとは思っていました。
そしてそういうセミナーをやるなら、当然、一般町民にも解放されるべきものだと思います。
もちろん、住民に迷惑のかからないよう、車の誘導とかはしっかりしないといけないとは思いますが。
仮設の集会室が、町民全体のパブリックスペースというのは、どうなんでしょうね???
そこまで考えていなかったけど、言われてみれば、そうかも知れないですね〜〜。
私としては、住民のための施設という位置づけだと思っていましたが、住民自身が借りるのであれば、そこまで問題はないかと思っていました。
今後のこともあるので、一般的なケースではどうなのか、また調べておこうと思います。
また、どのように使用するのか、役場とか住民とよく話し合っていかないといけないですー。
結局、1日中、娘たちとこの件について何回も話し合ったり、1人で何時間ももんもんと考えたり、立ち直るのに相当な時間がかかってしまった・・・。
返信削除こうして文章に書いてみたりすることで、話や感情を整理することができて、だんだん落ち着いてきたでしー。
後から思えば、もしかしたら単に、理系人間の人とうまく話がかみ合わなかっただけの話なのかも知れない・・・。
あるいは、相手の人が、役場の職員の立場として話しているのか、仮設住宅の住民として話しているのか、それとも聞いた意見の代弁をしているのか・・・どの立場から発言しているのか、非常に分かりにくくて困惑したのが、かなり大きいのかも知れない。
何かその3つの立場が入れ替わり立ち代りで、色々言われてしまったので・・・。
まぁ、これはくまっしぃの一方的な気持ちを書いただけの記事だから・・・役場や他の被災者を悪く言うつもりではなく、とにかく、くまっしぃがこういう気持ちになったということをお読み頂けると幸いです・・・。
返信削除そう言えば、被災者の会を離脱して新グループを作ると言った時に、会の人から
「こんなナイーヴな人間が、1人でやっていって大丈夫なのか??」
と、散々心配されたけど、実際にこのくらいのことでピーピー泣いてるんだから、本当だよねー(笑)。
まぁ、くまっしぃからすればさ、こういう人間がやるからこそ良いんじゃないかぁ〜〜って脳天気に思ってるんだよね!!
これから、可能な限り仮設住宅の他の住民の方々と話し合いをしていきたいと思う。
人の意見を聞いていくことは大切なことなので、仮設住宅の集会室をどのように使っていくか、きちんとコンセンサスを作っていかなければならない。
本文にもちょっと書き足したけど、確か心理学にこういう話があった。
返信削除「理詰めで断定口調で話をし続けていくと、全然悪気はなく普通に話しているつもりでも、相手を逃げ場なく追い詰めてしまって、すごいストレスや精神的ダメージを与える」
とかいう話。
パワハラとかモラハラでも、こういうケースがけっこう出てくるらしい。
無自覚なのに、知らず知らず人を追い詰めちゃうっていうパターン。
なんか、知らないうちにモロにこのパターンにはまっていたみたい。
くまっしぃ、相手が仮設住民だから迷惑かけちゃいけないって思って遠慮していたのもあったから、余計にこれにはまっちゃったのかも知れない。
まぁ分かんないけど・・・。