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2014年2月15日土曜日

新しい六地蔵を被災地に

これは少し前の話になるんだけど、先月の1月20日に、わざわざ岐阜からお坊さん仏師の方が、被災地の供養のために来島してくれたんだ!!
その時、たまたまなんだけど、くまっしぃが頼まれて案内をしたんだよ。

2人で全国各地の被災地をまわって、そこの「流木」を使って、円空仏を彫って奉納する活動をしているんだって!!
「こういうことは、宣伝とかせずにひっそりとやるもんだ。」って言って、ほとんど誰にも知らせずにやっているみたいだから、くまっしぃもあえて名前を出さずに紹介するね。

仏師さんは、あの円空さんのように、今までに何千体もの仏像を彫って、あちこちに奉納しているんだって!

お坊さんも、臨済宗で得度を受けているそうなんだけど、「自分は宗派にこだわらずやっています。」と言っていて、色んな宗派のお経や神社の祝詞まで唱えられる、変わった人なんだ!!
生計も、お寺で立てているわけではなくて、お坊さんになる前から地元で会社を経営しているんだって。

世の中には、不思議な人たちが居るもんだよね〜〜!!


今回も、伊豆大島の被災地(神達地区)で、ガレキの中から流木を拾って、それで仏像を作って、どこかに奉納したい・・・とのこと。
そしてそれとは別に、仏師の人が、事前に作って持ってきてくれたのが、この六地蔵

寄贈して頂いた六地蔵

なんかほんわかしてて、すごく良くない?
仏像というから、もうちょっと重々しい感じを想像していたんだけど、とってもやわらかいよね!!

驚いたのが、実は伊豆大島の被災地(三原山の中腹)にも、昔から、石でできた六地蔵っていうのがあるんだよ!!
今回の大規模な山崩れでも、そのお地蔵さんのある場所だけが、なぜかギリギリ崩れなくて無事だったんだよね。
だから、これは何かすごい縁だなあ・・・と驚いて、それじゃあぜひ被災地の六地蔵のところに、今回頂いた木彫りの六地蔵もいっしょにお祀りしたらどうだろうか??・・・ということになったんだ。

でも、そこの場所はまだ道路が通行止めになっているし、途中の山道も崩れているから、まだとても近寄れる状況じゃないんだよね。
そこで、安全にお参りにいけるようになるまでは、木彫りのあんこ人形を展示している藤井工房さんに一時的に預かってもらって、展示してもらうようお願いしてきたよ!
(※よかったら、こちらの藤井工房さんの展示の様子も見てね!)

それまでくまっしぃが預かっといても良かったんだけど、それだと家の中にしまい込んでしまうことになるから・・・何か申し訳なかったんだよね。
せっかくだから、多くの人に見てもらって、気持ちを通わせてもらえたらな・・・ということで、藤井工房さんにお願いすることにしたんだよ。
こういうことは、宗教というよりは、本当に気持ちの問題だと思うんだ。

みんなもよかったら、藤井工房さんに見に行ってみてね!
(見学だけでもOKだけど、よかったらコーヒー注文してみて!)

それでその後で、被災地(神達地区)に行って手頃な流木を探してきたんだけど、地元の人にあやしい奴と思われて怒られちゃった(笑)
そりゃあ、あやしいよね。ごめんなさい。

下の写真は、拾ってきた流木を、仏像のサイズに割っているところだよ。
この次の日に、1日かけて仏像を彫ってくれて、その神達の流木で作った仏像は、薬師堂という森の中にある由緒あるお堂に奉納してきたよ!!

その話は、また後日書くから、もう少し待っていてね!!

ガレキの中から拾ってきたひのきを割っているところ。すっごいかたさだよ!!

2 件のコメント:

  1. ひでぴょん2014年2月15日 5:07

    ぴょんぴょんっ

    良記事大放出!凄い!
    こんな仏師さんが現代におられるとは!


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    1. ひでぴょんさん、いつもありがとでしー!!
      本当にこんな人が居るなんてびっくりだねー。
      事前に何も知らないで、「六地蔵」作って持ってきたことにも、かなりびっくりしたけど!!

      ぴょんぴょんぴょん!!!

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