くまっしぃ、実はこのところ飲み水のでき具合がうまくいかなくって、体調が悪くなって、もう何日も寝込んでいるんだ・・・。
つい先日、浄水器作り直して調子良くなったって調子に乗って書いたばっかだったのに、それからまたすぐ悪くなっちゃって・・・。
2月に入ってからというもの、最初にちょっと何日か本土に出かけて打ち合わせできただけで、後はずぅーーっと寝込んでほとんど外に出られなくって・・・なかなか復興関連の活動もできていないよぉ・・・・がびーーん。
皆さん申し訳ないです。ごめんなさい。
まぁ、こうなることは実は被災した当初から恐れていた・・・というか、本当は何年も前からずっとこんな良くなったり寝込んだりという調子が続いているんだけど・・・。
椿まつりを見にきておくれよぉ〜〜 |
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ところで、前からちょくちょく聞いてはいたんだけど、被災していない一般の島民の中には、被災者のことを何か白い目で??見る人たちが居るらしくって、特に支援金や義援金のことでやっかみを言うんだって。
例えば、ちょっとお店に行って外食しようものなら「義援金バブルか??」なんて言われるから、いちいち出かけるのにも気を使う・・・なんて話を、実際にあちこちでよく聞く。
んーーーでも、単にくまっしぃの性根が厚かましいからそう思うのかも知れないけど、そんなこと別にどう思われようと、気にしなければいいのになあ・・・。
だって、ほとんどの被災者は、自宅やお店が壊れてしまって、支援金や義援金じゃ全然足りないくらいの損失くらってるわけだし、何と言われようと、堂々としていればいいじゃん。
それに、どんなに悲惨な目にあったからと言ったって、これは自分たちが働いて稼いだお金じゃなくて、皆さんの税金や寄付金をありがたく頂いているわけなんだから、そうやって何ももらえない人たちからのやっかみを受けてしまうのは、避けがたいこと・・・というか、ある意味では当然のことじゃないだろうか???
だって、その辺の普通の人にはもらう権利のないお金をもらうんだから、やっかみを受けるのも当然。
そのことは、そういうお金をもらう権利に必然的にくっついてくる「義務」みたいなものじゃないのかな???
もちろん、やっかむ人なんてごく一部の人かも知れないし、そもそもこういうことでやっかむなよ!とは思うけどさ。
でもこれはまあ、被災のことに限らず、宝くじにあたったとか、CDが大ヒットしたとか、ITバブルで大儲けしたりとか、もうちょっと身近なスケールで言えば、生活保護をもらうとか、何にでも言えることだと思うんだけど・・・。
でもこれはまあ、被災のことに限らず、宝くじにあたったとか、CDが大ヒットしたとか、ITバブルで大儲けしたりとか、もうちょっと身近なスケールで言えば、生活保護をもらうとか、何にでも言えることだと思うんだけど・・・。
とにかく実際に被災しているわけだし、もらう権利があるんだから、お金は堂々と受け取ればいい。
そして、もしもそんなやっかみを受けるのが嫌なんだったら、厳しいことを言うけど、支援金も義援金も一切受け取らない方が良いんじゃないかと思う。
そりゃあ、我々被災者は、公的支援を受けているんだから、言われのない誹謗中傷だっていっしょに受けるに決まってるさぁ。
そういうものも引き受けて、やっていこうよ!!
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・・・でもまぁ・・・そうは言ってもね・・・実際に受けた経済的打撃以上の支援金・義援金を受け取っている「義援金バブル」みたいな人だって、本当に居るっちゃ居るんだよね・・・。
実際には、もらった支援金&義援金では受けた損失をカバーできずに困っている・・・という被災者の方が圧倒的に多いとは思うので、こうした本物の「義援金バブル」の人たちを大きくクローズアップされると、それはそれで困ってしまう。
けれども、本当に必要以上の義援金もらっている人が居るのも事実なんだから、何でも正直に話しちゃうくまっしぃとしては、 その辺も包み隠さず書いちゃうんだよねぇ・・・。
例えば、庭先にちょっと泥が入った・・・というだけでも、うまくやれば何十万円かもらえるんだよね。
でも、こういうケースでは「こんな少ない被害で支援を受けるわけにはいかない!!」って言って、1円も受け取ろうとしない善良な人たちもいっぱい居るんだ。
もちろん、もらえるものは何でももらう!!っていうがめつい人も、そこそこ居るけど・・・。
まぁ、それが人間社会ってもんだ。
(※自分から辞退する善良な人がいっぱい居るところが、日本社会の特殊性ではあるけどね!!)
・・・それにしても、こういうことが起こるのは、どの道仕方ないことなんじゃないかなぁ・・・・・。
どんな決め方をしたって、何らかの基準で義援金を配分すれば、足りない人ともらい過ぎる人が出てくるのは、避けようがないことだと思う。
制度とかシステムっていうものは、そういうリスクとかコストとかをある程度は前提にした上で成り立っていくものだと思うから、 それをいかに最小にするかっていう工夫は必要だけど、やけに得しちゃった人をいちいち問題にしたりひがんだりしたって、何も始まらない。
「義援金バブル」だって、いいじゃない |
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ついでに何でもかんでも正直にぶっちゃけとくと、くまっしぃ自身だって、受けた経済的な打撃に比べれば、それよりは多い額の支援金&義援金を頂いてしまっている・・・。
でもさ・・・仮にこれを返還したところで、そのお金が本当に支援が足りなくて必要な人のところに行くわけじゃない。
あるいは誰か困っている被災者に分けてまわろうたって、公平な分配なんてできるわけないし、それはそれで何か新しい問題が発生するだけな気がする。
だから、頂けるものはありがたく頂いて、その分は自分が納得行くまで何かの形で世の中に還元していこう・・・って、くまっしぃは勝手に考えているんだよね。
(※でも、ちゃんと自分から辞退した支援もあるんだよ!!)
それはまぁ、被災者の生活再建の支援だとか、復興や観光の応援だとか、そういうことをやっていく・・・ということなんだけど、一番自分が重要視していることは、「スパークする瞬間」という記事で書いた通り、今回の災害のメカニズムを納得行く形で明らかにする・・・ということなんだ。
極端なことを言ったら、今くまっしぃは、「道路の存在が、今回の災害に影響したのかどうか」それを調べるために生きているのであって、本当は他のことはどうでもいいと思っている。
被災者の支援とか他のことは、被災者の会も立ち上がったことだし、仮にくまっしぃが居なかったとしても、他の人たちがきちんとやってくれると思う。
でも、道路と災害のメカニズムについて追求すること・・・それは、この島の中で、くまっしぃがやらなければ、おそらく他に誰も徹底してはやらないだろうと思う。
みんな、道路が原因なんじゃないか・・・と気にはなっていても、専門家に任せたままで、おとなしく日々の生活を送って、特に何もしようとはしないだろう。
くまっしぃとしては、目の前の生活再建が大切なことはもちろん分かっているけど、「道路建設が原因で大災害が起こった可能性」が少しでもある以上は、それは、今後の復興のあり方、島のあり方そのものに深く関わってくる問題なのであり、何よりも重要な問題なのだと確信している。
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そんなわけで、くまっしぃが受け取った支援金&義援金は、もちろん今後のくまっしぃの生活再建の資金になるんだけど(※生活費や活動費にはしないよ!!)、くまっしぃとしてはとにかく頂いた分だけの働きをしてお返しする・・・と自分で勝手に決めているわけ。
どうもドンカンなせいかどうか・・・くまっしぃは今まで誰にも「あいつ、もらいすぎじゃね??」なんて言われたことないとは思うんだけど・・・本当は気づいてないだけで、言われてるのかな??(笑)
まぁこれから言われてしまっても、がんばって気にしないようにするよ。
気が小さいから、すぐに「ごめんなさい!!」って言っちゃいそうだけど・・・。
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それと、くまっしぃは、今37才なんだけど、実際問題今まで30年以上ずっと体が弱くて死にかけていた。
でも、「化学物質過敏症」なんて言ったって、見た目には手も足も生えそろってるし、とりあえず若いし、ある程度は人並みに動けたりもするから、一見すると病人でも何でもなく見えてしまう。
だから、どんなに毎日苦しい思いをしていたって、誰も分かってくれるわけないし、誰も助けてくれない・・・それが当然だった。
そして病院に行ってみても、原因も分からないし治療法も無いから、とりあえずまったく効かない適当な薬が出てくるだけで、何にもならないのだ。
まったく動けなくなって仕事に行けなくなった時にも、(少なくともその時は)相手にされず生活保護を受けることもできなかった。
くまっしぃの症状が、いわゆる「化学物質過敏症」の一種であることは、本当につい最近になって分かってきたことなんだけど・・・色々調べてみると、こういう症状で、普通の生活が送れず、かと言って何の支援も受けられずに苦しんでいる人たちが、世の中には他にも何十万人と居るらしい。
だけど、くまっしぃも含めてそういう人たちっていうのは、社会の片隅でつながりもなく人知れず埋もれているだけだから、世間から認知もされず、何の救援も受けられず、ただ死ぬまで1人であがき続けているだけなんだよね・・・。
・・・そんなこともあって、正直・・・今回大きな災害にあったわけなんだけど、自分にとっては特に苦しいとか大変だなと思うようなことは、まったくと言っていいほどなかった。
くまっしぃにとっては、病気のことだけじゃなく、今まで生きてきて体験したことの方が、よっぽどつらくて大変だったので・・・むしろ、今までの自分にとっての日常の世界を、この災害を通して多くの人々が体験している・・・というのが率直な感想だった。
もちろんそんなことを言ってしまうと、土砂に埋まって生き埋めになった人とか、怖い思いをした人とか、大切な人を亡くした人に、大変失礼で申し訳ない・・・という気持ちもあるんだけど、こればかりは嘘偽りのない事実なので、どうかお許し願いたい。
そして・・・今回のことで心から驚いたのは、今まで誰もそのように自分のことを助けに来てくれたことはないのに、ひとたび「災害」として全国に報道されると、レスキュー隊や自衛隊が救助に駆けつけてくれて、国や自治体から支援金も出て、全国から応援の声や義援金まで寄せて頂ける・・・ということ!!
こんな、信じられないようなありがたいことがあるのか!!!!って本気で思ったよ。
いや、別にそれをどうこう言っているわけでも、今までのことをひがんでるわけでもなくて、私くまっしぃとしてはただ、このように世間からあたたかく支援して頂ける・・・という境遇が、今はとにかくありがたくてたまらず、そのありがたさをかみしめている・・・ということなんだ。
こんな風に支援金や義援金を頂くことができて、本当に本当にありがたい・・・この気持ちを少しでも分かって頂けたら嬉しい・・・・・。
みなさん、ありがとう。
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