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2014年5月15日木曜日

仮設住宅で“シックハウス症候群”が発生!!!

のどの痛みや体調不良を訴える人がチラホラと・・・


少し前のことになるけど、うちの娘たちが、のどが痛いだの頭が痛いだの連日訴えていて、私自身ものどが痛くて調子が悪い日が続いた
娘の1人はそのまま風邪をひいた状態になって数日寝込んでいたが、風邪が治ってもいつまでたってものどの痛みは治らない状態が続いたのである。

どうもおかしいな・・・と思っていたのだが、仮設住宅の他の住民にもきいてみると、のどが痛いと言っている住民がうちの他にも多数居るらしく、やはり風邪をひいて何日も寝込んだという住民も居た。

ここでようやく・・・・ニブイ私も気付いたのだが、これは完全にいわゆる『シックハウス症候群』というやつであろう。 
季節の変わり目で、気温が急激に高くなってきたので、建材の中の化学物質が、大量に揮発してきているのである。

これは、まぁ仮設住宅がどうこうということではなく、化学建材を使って建設した新築住宅で必ず発生する現象であって、いかんともしがたいのである。
別に、仮設住宅がひどいというわけではない。

仮設住宅は、急ピッチで建設して、出来上がったらすぐ入居・・・という段取りになっていたので、充分に化学物質を換気して揮発させておくような時間はなかったので、仕方がないと言えば仕方がないだろう。

ただ・・・・東北の仮設住宅でも、同じ問題が起きていると聞いている。
社会全体が、こういう問題にもう少し関心を持って、当たり前に対策を立てるようになってもらえるとありがたいと思う。

建築後に換気を充分にするとか、有機溶剤の使用を控えるとかの対策もあるし、将来的には「建材をすべて水で洗浄する」くらいの対策まで行なってほしいと、私は切望している。

化学建材を使えば、建築してから数年は、シックハウスの症状は必ず発生する


みんな気にしないけど、化学物質のダメージは誰にでも!!


実は、仮設住宅に入る前に一時的に住んでいた「避難住宅」も、新築のマンションだったため、私は今年の2月の間は1ヶ月間ずっと「シックハウス症候群」に苦しんで、ほぼ寝たきりになっていた

対策としては、寒かろうが暑かろうが、エアコンなど使わず窓を開け、もうひたすら換気するしかない
そして、ひたすら何日か気候や気温が安定するのを待つしかない。

島の人間は、「シックハウス症候群」とか「化学物質過敏症」と言ってもみんな知らないし、単にちょっと体調が悪いだけだと思ってやり過ごしているから、何の対策もしていない。

だが、あくまで私の個人的見解ではあるが、みんなが日常的に頭が痛いとかのどが痛いとか言っていることも、住宅建材からの化学物質の揮発が原因であることも多いのではないかと思う。
ひどい場合にはぜんそくや痴呆症などを誘発するなど、人体に深刻なダメージを及ぼすと主張している研究者も居るようだ。

体調不良を訴えている人には、もちろん「換気をした方が良いですよ」と伝えていこうと思うが、こういうことは実際問題、なかなか本気にしてもらえないのである。

でもこの問題は、アレルギー体質のような敏感な人だけがダメージを受けるわけではなく、本人が気にするしないに関わらず、多かれ少なかれ誰でも健康上の影響を受けているのではないかと私は思う。

そういう意味では、住宅建材から放出される化学物質も危険なんだけど、布団や洋服から揮発する化学物質による健康への影響もけっこうあるのである。
あんまりみんなが気がついていないだけで。

羊毛や羽毛の布団で寝たり、仕事でスーツを着ていたりすると、クリーニングに使われている有機溶剤(石油)が揮発して、体がダルくなったり疲れやすくなったりするんだよね〜。


化学物質が揮発するシーズンは年に何回も来る


仮設住宅の入居が始まってから1ヶ月間は、化学物質の量があまりにすごすぎて、室内に入っただけで即座に息が苦しくなり頭がもうろうとして、とても住むことができなかった。
窓を全開にしていても、正直、焼け石に水状態で、息ができる状態ではなかった。

そのため、うちの家では、1ヶ月間ずっと換気扇を回しっぱなしにして放置しておいて、だいぶマシになってきてから入居したのだ。
それで一度は揮発する化学物質の量が少なくなってきていたのに・・・ここにきて気温が上がったために、再び揮発する化学物質の量が多くなってきて、シックハウスが再発したのだ。

念のために申し上げておくと、住宅メーカーもこの問題への対策は、一応は行なってはいる
近年は、シックハウス症候群の最大の原因とされる「ホルムアルデヒド」という有害な化学物質が放出されない建材を使うようになってきたので、昔より多少の改善はされているのだ。

ただ・・・化学物質というのはホルムアルデヒドだけじゃないから、私に言わせれば、こんなの「小手先の対策」「一応対策しているというアリバイ作り」に過ぎず、まったく根本的な解決になっていないんだよね。
んん??・・・どっかで聞いた話だな。

繰り返すが、これは住宅全般の問題であって、仮設住宅が特にどうこういう話ではないのだが、建てて原則2年しか住まない仮設住宅には、どうしてもつきまとう問題でもあると思う。

ある程度の対策はとられるようになってきているので、以前に起こっていたようなバタバタと人が倒れるほどのひどい状況はなくなってきてはいるみたいだけど。
できれば将来的には、仮設住宅や公共住宅でも、充分に考慮されるようになってほしい。

それにしても、こういう状況になると、気候が落ち着くまでしばらくは、私の場合は気持ち悪くて夜も眠れなくなってしまう
そうすると、ちょっとした地獄のシーズンである。
花粉症は年に1回だけど、シックハウスは季節の変わり目ごとに年に数回くるからねぇ・・・。

そんなわけで・・・今回は1周間ちょっとのどをやられて寝込んでいたけど、気候がおちついたのか、ある日突然楽になって、今はほとんど大丈夫になった。

途中なか、復興会議が開催されたのでがんばって出席したんだけど、発言しようとしても、しゃべるとすぐにゴホゴホと咳き込んでしまってうまくしゃべれなかった。
まいったまいったでしー。

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