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2014年4月10日木曜日

仮設住宅の自治会や復興住宅に新しい動きが!!

仮設住宅『懇談会』の開催


昨日、役場から仮設住宅の『懇談会』をやるというお知らせがきた。
4月15日(火)の夕方6時からということで、復興会議の説明会の次の日でしー。
うひょぉ〜〜!!!連チャンでしーー!!!

仮設住民を集めての初めての集会ということで、お知らせの紙の内容は、なかなか重要な内容が目白押しである。
・仮設住宅の自治会の設置(自治会長選出)
・復興住宅建設に向けての入居希望(の調査)
・その他

また、これは懇談会で話が出るわけではないかも知れないが、被災者に限定した町営住宅の入居者募集のお知らせも同封されている。
これについては、町役場のホームページにも募集の内容が出ている。 

仮設住宅の建設中の様子


ようやく自治会を作るのか??


まず、自治会については、マスコミからも仮設以外の島民からも、「自治会って作るの??どうなっているの??」と必ず質問されるので、みんなが気になる重要な話題なのだろう。

今までは、なかなか自治会を作る動きがないと思っていたら、いきなり町役場主導で「この懇談会で自治会長を選出して自治会を作ります。」という宣言がきたわけで、ちょっとびっくりした。

それにしても・・・いったい、この仮設住宅の住民の中で、誰が自治会長なんてやるんでしょうかねぇ・・・・???
なんか、町役場からとある顔の広い仮設住民の方に打診したところ、あっさり断られてしまって、それ以来なかなか「なり手の人」が居ない・・・・と聞いていたのだけど・・・。

お年寄りには負担が重いし、若い人はけっこう公務員だったりするし、それでなくてもみんな仕事が忙しくてやりたがらないだろうしねぇ・・・。
まぁ・・・適当に「○○さん、やって頂けませんか??」てな感じで、なんとか決めちゃうんだろうけど。

とゆーかそれ以前に、この懇談会にどれだけの住民が参加するのか・・・という根本的な問題がある。
例えばもしも、10人くらいしか参加しなかったとしたら、それで自治会なんて作ってしまって大丈夫なんだろうか???

復興住宅の入居希望を聞くということなので、それでしぶしぶ参加する人も居るだろうけど、私としては、どれだけの仮設住民が参加してくれるか、本当に心配である。
今までの、被災者関係のイベントや、仮設住宅でのイベントへの皆様の参加実績を見ていると、住民の半分も参加してくれるかどうか・・・という気がしてならない。


復興住宅の建設予定地は、ほぼ決まってきた


それから、復興住宅については、以前もくまっしぃジャーナルで「家の上団地、大昇団地に30戸を建設する方向」ということをお伝えしたけど、今回の案内にはもう少し詳しく書いてある。
復興町営住宅の建設予定地は、元町地区(家の上団地、大昇団地跡地に30戸)、岡田地区(富士見団地横10戸)・・・ということで、以前からくまっしぃが予測していた通りの内容である。

まだ「正式決定ではない」と書かれてはいるものの、この内容で事実上決定しているのは間違いない

だが、そもそも家の上や大昇は、三原山の斜面の直下に立地しており、こんな場所で今後の土砂災害の心配は大丈夫なのだろうか???
その辺の説明を、今後求めていきたい。

ところで、被災者のほとんどは、元町の住民だったため、生活の拠点が今でも元町にあり、「今後も元町に住み続けたい」「復興住宅を元町に建ててほしい」という要望がかなり強い。
しかしながら、元町地区では、復興住宅を建てられる町有地は30戸分しかないということで、足りない分は岡田地区の富士見団地に建てるという。

それに対しては、今のうちから「富士見団地は遠くてイヤだ」という声があがっているので、これはまたモメ事の火種になりそうな気がする。

推測になるが、元町の30戸は家族向きの物件や、1人暮らしのお年寄り優先の物件・・・ということになるのではないだろうか。
そして、富士見団地は単身向け物件が中心になり、私らのような若い??者たちは「車が運転できるでしょう」と言われて、そちらに飛ばされる・・・ような気がする。

まぁ・・・別にそれでも良いけど。


町営住宅では、被災者を優先した入居募集を開始


それから、今回、既存の町営住宅に空きが出たということで、家族向けの物件が4軒も募集がかかった。

もしかして、町役場としては、このまま復興町営住宅が完成するまでの2年の間に、空きが出た町営住宅にはどんどん被災者を優先して入れていくつもりなのだろうか???
どうも、これからそういうことになるのではないかという予感がするが、そうだとすると、2年の間にかなりの被災者が収容される可能性もあるように思う。

毎年状況は違うだろうが、これまでの大ざっぱな記憶では、確か1年に10軒くらいは町営住宅の空きが出ていたと思う。
仮設住宅への入居が当初は39世帯と言われていたから、単純に考えれば、仮設入居者の半分ほどの数は、既存の町営住宅に収容することができる・・・という計算になる。
(※ただ・・・よく考えてみたら、元町周辺の町営住宅だけでは、年に10軒も空きが出ないかも知れない。)

何しろ、200人を超えると言われる被災者は、誰も彼もが、「元町に住みたい」「元町でないと生活ができない」と口々に言うので、町役場としては、元町に建設する復興住宅30戸では足りない・・・と踏んでいるのだろう。
だからおそらく、2年間の間に空いた町営住宅と、これから建設する町営住宅の両方に被災者を入れていって、被災者の需要を何とか吸収しよう・・・というつもりなのだろう。

しかし・・・それはひとつの方法だとしても、仮にこの4軒の空き物件に、仮設住宅の被災者が入居していってしまうと、仮設住宅の方がガラガラになっていってしまう気がする。

なにしろ、仮設住宅には最初は「90人が入居する予定」と言われていたのに、実際の入居者が減っているようで、現状ではどう見ても50〜60人ほどしか生活していないように思う。
ただでさえスカスカに見える仮設住宅から、もしも4軒もの家族が出て行ってしまうと、けっこうデカイ穴が空くことになるのではないだろうか。

被災者の町営住宅入居を進めることは、当然のことだと思うし、ありがたいことだとも思うが、仮設住宅のコミュニティが「空洞化していく」のは、それはそれでけっこう問題なんじゃないかと思う。
何とか自治会長決めても、その人がすぐ出て行っちゃったりとか・・・。

まぁ、仮設住宅に移らずに、元町でがんばって生活し続けている人の中から希望者がかなり出てくれば、また状況は違ってくるとは思うが・・・。
元町に残っている被災者の中でも、町営住宅に入りたい人はけっこう居るだろうけど、みんな既に自分で家を借りるなどして新しい生活を始めていると思うので、どれだけの希望者が出てくるか未知数だ。

何にせよ、せっかくのこの町営住宅の空き物件というのも、写真を見るとだいぶボロいけど、どうなんだろうか???仮設住宅の方がよっぽど快適なような気もするが・・・。
(※後日確認したところ、募集されている4軒のうちの2軒は、新築の住宅の募集だった!!)

一番気になるのが、今後も被災者を優先して入居させ続ければ、必ず被災していない他の住民から強い不満が出るだろう。
先程述べたように、仮設住宅がガラガラになって空洞化する可能性もあるし・・・・あちら立てればこちらが立たずで、これから色々と問題が出てきそうな気がする。




この懇談会の結果については、また開催された後に報告するでしー。

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