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2014年3月12日水曜日

土砂災害についての住民解説セミナー

2014年3月13日(木)19時〜21時 北の山公民館 (※会場が公民館に変更になりました!!)

昨年10月の台風26号により、伊豆大島の元町地区と泉津地区を中心に、「山津波」とも呼ばれる大規模な斜面崩壊が発生し、甚大な被害が出ました。

なぜ・・・どのようにして、この災害が発生してしまったのか・・・???
今後も同じような災害が発生する恐れはあるのか???
もしかしたら、斜面に造られた道路(御神火スカイライン)の存在が、今回の大災害の原因のひとつなのではないか・・・???

・・・災害のあの日以来、そうした様々な声が、あちこちから聞こえて続けています。
こうした私たち住民の疑問は、専門家の皆様が進めている調査研究によって、今ようやく少しずつですが明らかになりつつあります。

例えば、伊豆大島の地層はどれだけの量の雨を受け止めることができ、またどれくらいの雨量で斜面崩壊の危険性が高まってくるのか・・・具体的なデータが分かってきているようです。

また、こうした調査結果によって、今回の地すべりの引き金となった地層は、実は伊豆大島全体に分布していることも明らかになってきました。
今回の斜面崩壊の原因が、道路の影響ではなく、許容量を超える大雨によるものである・・・ことも、はっきり説明できるようになってきたそうです。

こうした科学的な情報は、私たち住民が今後の大雨へ心備えするのに、とても役立つものだと思います。
そこで今回、文部科学省の研究グループの中から、地下水の専門家を始めとして3名の研究者にお願いをして、台風26号土砂災害(山津波)についての住民解説セミナーを開催することになりました。

調査研究はまだ進行している途中なのですが、現在までに分かっていることを、住民の皆様に向けて特別に解説して頂けることになりました。
これは、私たち住民の「少しでも早く、より詳しい情報がほしい」・・・という願いに応えてくれるもので、大変重要な機会だと言えます。

被災者が参加しやすいように仮設住宅にて開催いたしますが、どなたでも参加して頂けます
ぜひ会場にお越し頂き、直接お話を聞いて、疑問に思っていることを質問してみて下さい。
皆様のご参加を、お待ち申し上げております。


◆解説者とテーマ

寺嶋智巳 京都大学防災研究所・准教授 →ホームページ
研究分野:地盤災害研究部門・傾斜地保全(地下水の動きを研究する水文学グループ)
テーマ:「台風26号による伊豆大島の斜面崩壊」

松四雄騎 京都大学防災研究所・准教授 →ホームページ
研究分野:地盤災害研究部門・山地災害環境
テーマ:「伊豆大島におけるテフラの表層崩壊 火山噴火史を考慮した豪雨災害ハザードマップ作成に向けて」

王 功輝 京都大学防災研究所・助教 →ホームページ
研究分野:斜面災害研究センター・地すべり計測
テーマ:「豪雨による火山灰斜面の土砂流動化現象 伊豆大島の災害について」


◆日時と場所について

日 時: 2014年3月13日(木)19時〜21時 (開始30分前から案内)
入 場: 無料、申込不要
場 所: 北の山公民館(2階) ※会場が公民館に変更になりました!!
行き方: 都道(一周道路)北の山付近、ガソリンスタンド「きくち」の路地を入ってしばらく直進。
駐車場: 公民館の駐車場や、旧北の山小学校校舎の敷地をご利用下さい。

※仮設住宅の駐車場は、住民専用ですので使わないよう、お願いいたします!!

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